葛藤解決ワークにおける4つのフェーズ理論について(4 Phase Conflict Work)

プロセスワーク創設者アーノルド・ミンデル(通称アーニー)が5分間、
葛藤解決ワークにおける4つのフェーズについて語っています。
許可をもらい、英語と日本語の字幕をつけました。

どうぞご覧ください。

プロセスワークのフェーズ理論はまだ日本語訳の本がでていなくて。
dayaはクラスで説明していますがアーニー自身が語ってくれてるのが嬉しいですね。

でもきっとこれをみただけではプロセスワーク知らない人はちょっとわかりにくいと思うので、

少しdaya流の解説を書いてみました。

そして日本語でdayaの解説もYouTubeにあっぷしましたのでぜひ活用してください。

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<daya流の解説です>

プロセスは季節のようにめぐるという考え方です。

葛藤が起きた時、そして収まっている時の状態をフェーズという考え方で捉えて把握すること、

意識的にその状態に気づいていることはプロセスを生きていく上で役に立ちます。

フェーズは4つの状態に分けられています。

一つ目のフェーズ1(#1)は、問題が起きていない、ハッピーでオッケーな状態です。実際にオッケーじゃなくても、オッケーということにしておこう、という葛藤に関心がなく、もしくは避けようとする意識状態までもを含みます。

二つ目のフェーズ(#2)は、まさに葛藤状態です。ガルルルル!ムカつく!許せない!そんな状態。ないことにはできない状態です。

三つ目のフェーズ(#3)はロールスイッチをする状態。自分の視点や価値観、立場を一瞬離れて、相手側になっている、相手の立場から学べるものはないか。相手になってみてそこから自分をみてみると気づくことはないか。また「自分ではない」とか「自分と違う」という感覚のある相手ですが、普段遠く感じている相手のロールになってみて深くその本質を感じてみることで普段自覚していないけれど確実に自分の中にもその質は見つけることができるかもしれません。

そして四つ目のフェーズ(#4)はそういった次元から少し意識をリラックスさせ、大いなる広いところにつながって夢の世界にいるようなゆったりとした意識になって物事をみる視点です。そこは俯瞰していて慈悲深く、少し距離のある(detached)感覚。そこから全体の葛藤やそれぞれの立場を眺めてみれる状態です。

 

そしてそういうところからすぐ私たちはフェーズ1に戻ります。ぐるぐると、季節のように巡っていくのです。

また、上の写真にある図ではこのぐるぐると季節をめぐっていきながら、各自のフェーズ4(#4)が育っていき、全ての四つのフェーズを、#4の意識で俯瞰して意識的にプロセスをいきていくようになっていくというのが成長のスパイラルです。

どのフェーズも良い悪いではなく、大切で、季節のようにめぐります。

それぞれのプロセスを四季のように意識的に味わい、体験していくことがプロセスの流れに乗っていく際のヒントとなるでしょう。

 

また、自分と相手のフェーズが自覚できるようになると、それぞれの状態を尊重して介入していくことができるようになります。対人関係の葛藤やファシリテーションなどに関心のあるかたはその視点からもフェーズ概念を活用すると助けになります。

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もうすこし具体的に、

そしてそれぞれのフェーズをdayaがどのように捉えているかなどを話した動画はこちらです。

みなさんのプロセスをよりスムーズに、意識的に生きるためのヒントに使っていてくださいね!


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